概要
ドラゴンやエルフがいて魔法があるけどいわゆる「剣と魔法の中世風ファンタジー」よりはもう少し科学技術が発達している、とても都合のいい設定の異世界ファンタジー。
文明
文明レベルは産業革命頃。蒸気機関などが若干存在する。
魔法
体系化された魔法が存在する。
生まれつきの脳の作りにより魔法が使えるかどうかが決まるが、特別な才能というほど少数ではない。簡単なものであれば大抵の人は勉強すれば使える。スペックや容量は生まれつきの部分が大きいが、ある程度は努力や工夫で補うことが可能。
社会的に資格などが整備されており、証明証を提示しないときちんとしたところには雇ってもらえない。
地水火風のような属性で区別することは基本ない。知識がある者なら細部をいじることが可能。自分でオリジナルの魔法を開発する者もいる。
発動の際、知識がある人が見ると構成や魔力の流れからどんな魔法か読み取れてしまう。
そのため、余裕が有る場合は偽装や暗号化をすることもある。
召喚魔法については、名前に召喚とはつくが実際に何かを呼び出しているわけではなく、ある程度自律的に動いてくれるプログラムと外見データを組み合せて実体化させている(要するにハリボテ)だが当たると痛い。
生贄の儀式をしたり、悪魔を召喚したりするものは魔術と呼ばれて区別されている。
こちらは完全にオカルト扱いで実在しない、ということになっている。
脳が物理的に破壊されて死んでも再生後記憶が連続してる存在って、どこに記憶を保存してるんでしょうね…クラウドストレージみたいなものが虚数空間や精神界みたいな異次元空間に存在しているのかもしれない。
気候・地形
スティア(主人公)が住んでいる地域は平地が多く、低温で乾燥している。
海がなく、代わりに砂の海と呼ばれる流動する砂漠が存在する。
生態系
エルフ、ドワーフ、獣人・亜人などファンタジーものに出てくる定番はひととおり存在する。
魔物と動物の区別はあまり無い。魔に属する者という意味ではなく、単純に魔力の影響を受けている動植物を魔物と呼んでいる。
ドラゴン
本物のドラゴンは、現在では世界に7頭しかいない。ほとんど伝説扱いになっており、人前に姿をあらわすこともほぼ無い。
と思いきや、人間に化けて堂々とうろついていたりする。
ワイバーン?あれはドラゴンじゃなくてトカゲです。
なんで7頭しかいないのかって話は、まあそのうち。
天使・悪魔・魔王・魔族などは神話や作り話の中の存在。象徴や概念以外には実在しない(ということになっている)
文化
建物
石造りや煉瓦の建築物が多い。魔法が使えるため、材料の加工は見た目ほど難しくない模様。
食物
低温乾燥の気候で、小麦が主食。
(宗教によるが)一般的に宗教的な理由で肉や酒が禁じられているということも特に無い。
食文化は西欧に近い。
スティアが住んでいる場所は学園都市であり、かなり都会のため米を売っている店も探せばあるが、あまり主食として一般的ではない。
歴史
1000年ほど前に大規模な戦争があり、これは種族間の争いというより人間同士の対立が主であった。
当時の文明レベルはファンタジーよりSFに近いものだったのだが、現在ではその技術はほぼ失われている。
現在、エルフなどの亜人種に対する差別、奴隷は無いことになっている。
が、それは表向きの話で、亜人を高額で売り買いするような悪人は存在する。エルフ、有翼人種などは姿が美しいためよく狙われる。